地理的表示特設ページ

地理的表示(GI)登録証

【1】地理的表示(GI)の保護について 

 地理的表示(GI)とは、特定の生産地に由来した特性を有する農林水産物等の名称の表示のこと。
 つまり、特定農林水産物の名称を保護するとともに、国がその品質にお墨付きを与える制度です。

【2】地理的表示(GI)登録申請状況 

 2015年6月1日、地理的表示(GI)の申請受付が開始され、申請式にて14件、郵送にて5件、計19件が申請されました。
 2016年8月1日現在、上記19件のうち、登録13件、拒否2件、取下げ1件、審査中3件となっています。
 浅野国際特許事務所は、「鳥取砂丘らっきょう」(JA鳥取いなば)、「市田柿」(JAみなみ信州)の登録実績があります。

【3】地理的表示(GI)支援ツール

 地理的表示(GI)は登録がゴールではありません。登録したGIを使って、いかに地域活性化につなげるかが重要です。
 地域活性化につながらないGI登録なら、むしろ地域団体商標の方が良い場合もあります。
 浅野国際特許事務所では、知財評価・ブランディング・ビジネスモデル構築のノウハウを生かした、下記のGI独自ツールを用意しています。

◆GIの登録申請書類作成に必要な情報を集めるための 「GI申請書類作成ワークシート
◆対象産品がGIを活用した地域起こしビジネスモデルの中核たりうるかを評価する 「GI指数評価シート
◆全国農業協同組合中央会との共著 『JAグループ地理的表示保護制度活用マニュアル』(JA向け)

【4】代理人プロフィール 

 浅野卓は、地理的表示(GI)申請式にて申請された14件のうち3件と、最も多くの申請を代理。その後も申請件数を重ねています(登録拒否なし)。
 農林水産省選定の6次産業化プランナーやJA全中のアドバイザーとして、農林漁業の現場に携わってきたからこそのメリットがあります。
 また、GI制度のメリットとそれを最大限享受するためのビジネスモデルの勘所や、申請代理から登録までの経験をふまえた執筆講演も多数です。

【5】農水知財の浅野国際特許事務所 

 浅野国際特許事務所は、知財体系を網羅したコンサル系事務所であり、特に農水知財については、40年超の実績を有するパイオニアです。
 アグリビジネス、ブランディング、コーディネーションのコンサルティングを専門とする組織を有し、6次産業化・農商工連携や、農水分野の知財戦略をサポートしてきました。

【6】申請代理の依頼者の声

みなみ信州農業協同組合 様(市田柿)
 受付初日の申請に向けて申請書作成の取組みが遅れた中で、浅野先生には当地へ起こしいただき、私どもの生の説明を聞く中で、市田柿の特性と生産から加工までの工程などをご理解され申請書類を作成、受付初日の平成27年6月1日に申請書を提出することができました。
 申請書提出後においては、農水省からの質問、現地調査などにも直接対応いただくとともに、粘り強く交渉も行っていただき、私どもも満足できる登録となりました。また、申請関係だけでなく、GI登録後のブランド戦略や実際の運用に当たっての指導も事細かに説明、指導頂きました。
 平成28年7月12日に登録となり安堵したところではありますが、登録してからが本番で、豊富な知識と経験を持つ先生には、当JAのアドバイザーとして今後もご指導いただくようお願いしました。


浅野国際特許事務所ホームページへ